旬のさんまを食べたいけれど、魚焼きグリルは
後片付けが大変で
敬遠してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな時に役立つのが
フライパン調理です。
フライパンを使えば、煙や匂いも最小限に抑えつつ、皮はパリッと香ばしく、
身はふっくらとしたさんまの塩焼きを作ることができます。
この記事ではプロの魚料理人として、
フライパンで失敗しないさんまの塩焼きの作り方を丁寧に解説します。
この記事を見てかならずマスターしてください。
フライパンでさんまを焼くメリット

フライパンでさんまを焼くことには大きなメリットがあります。
さらにIH対応の家庭でも問題なく調理できるため、一人暮らしの方にもおすすめです。
後片付けが圧倒的に楽
フライパン調理の最大のメリットは、
やはり片付けが楽なことです。
クッキングシートやアルミホイルを敷いて焼けば、油汚れがほとんど残りません。
忙しい日でもすぐに洗えて、キッチンを清潔に保てます。
調理の自由度が高い
火加減を簡単に調整できるので、
表面はカリッと仕上げつつ中はふんわりという
理想的な焼き加減を実現できます。
グリルでは焦げてしまいやすい尾や腹の部分も、フライパンなら安心です。
IHキッチンでも使える
最近の一人暮らし用マンションではIHコンロが多く、魚焼きグリルがないケースも珍しくありません。
フライパンでのさんま塩焼きなら、そんな環境でも本格的な味わいが楽しめます。
さんまの選び方のポイント

美味しい塩焼きを作るには、
脂の乗ったさんまを選ぶことが一番大事。
数年前まで冷凍さんまが売っていた時もありました。
これは一番脂の乗った時期のさんまを冷凍したもので、
細くて痩せている生のさんまよりも塩焼きなら冷凍のさんまの方が
美味しいという場合もあります。
とはいえ今は旬の生のさんまが出回っているので、スーパーや魚屋でさんまを選ぶ際に注目すべきポイントを解説します。
- 目の透明感
新鮮なさんまは目が澄んでいて透明感があります。白く濁っているものは鮮度が落ちているサインです。 - エラの色
エラの中を覗くと鮮度が分かります。鮮やかな赤色なら新鮮で、黒っぽく変色しているものは避けましょう。 - 皮の光沢と模様
体表に銀色の光沢があり、模様がはっきりしているさんまは新鮮です。表面がくすんでいたり、色が抜けているものは鮮度が落ちています。 - 身の張り
手で軽く触れてみて、身が硬くピンと張っているものを選びましょう。柔らかくなっているものは鮮度が落ちている証拠です。 - 口先の色
さんまは口先の黄色が鮮度の良さを示すと言われています。黄色が残っているものほど、脂が乗っていて美味しい傾向にあります。
この5つのポイントを押さえれば、家庭でもプロの目利きに近づけます。
旬の時期は特に鮮度の差が味に直結するので、買い物の際にぜひ意識してみてください。
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さんまの下処理と塩の振り方
美味しい塩焼きは下処理で決まります。脂の乗ったさんまを選ぶのはもちろん、
塩加減や内臓を取るかどうかが味を左右します。
さんまの内臓は取るべきか
さんまは内臓ごと焼くのが一般的ですが、
苦みが苦手な方は取り除いてから焼くと食べやすくなります。
包丁を使って腹を軽く開き、内臓を取り出して流水で洗い流すだけで十分です。
ワタを抜くと臭みが減り、上品な味わいになります。
塩を振るタイミング
私は焼く直前に振るのが好きです。
表面は塩気のある焼いたさんまの香ばしさを感じつつ、中からジュワっと出てくる脂とうま味を味わう。
これが食事にもお酒のつまみにも本当に最高です。
振る塩は全体に均一になるように少し高めの位置からパラパラと落とすと仕上がりがきれいです。
切れ目を入れる意味
さんまの皮は焼くと縮むため、そのまま焼くと身が反り返りやすくなります。
包丁で表面に切れ目を入れることで、見た目もよく焼き上がりも安定します。
フライパンでのさんまの焼き方
ここからは実際にフライパンでさんまを焼く手順を詳しく解説します。
下準備
- さんまの表面のウロコを包丁で取って軽く洗い、水分をしっかり拭き取ります。
- 内臓を取る場合はこの時点で処理を行います。
- 魚の表面と裏側に切り込みを入れます。
- 全体にまんべんなく塩を振って焼いていきます。
焼き方の手順
- フライパンを中火で温めます。
- 温まったら軽く油を引いてさんまを表面から置き、動かさずに4〜5分焼きます。
- 裏返してさらに3〜4分、弱めの中火で焼きます。
- 焼いている時の火加減はこれぐらいです。私はしっかり火を入れたほうが美味しいと思います。
焦げつかないための工夫
一番簡単なのは焦げ付かないフライパンを使う事です。
持っていない場合はクッキングシートを使うと焦げつきを防げます。
私はティファールのフライパンを使っていますが、ほぼ100%焦げ付かないです。
調理の失敗は道具で解消できるので、ティファールのフライパンを使うことを
強くオススメします。
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さんま塩焼きがもっと美味しくなる食べ方

焼き上がったさんまは、そのまま食べても十分美味しいですが、
ひと手間加えることでさらに上質な一皿になります。
大根おろしとすだちを添える
脂の乗ったさんまに大根おろしとすだちを添えると、口の中がさっぱりして最後まで飽きずに楽しめます。
器は和皿を使い、さんまを斜めに盛り付けると料亭のような雰囲気に仕上がります。
ワインと合わせる楽しみ方
お酒と一緒に楽しみたい方におすすめなのは、
さんまの塩焼きを白ワインと合わせるスタイルです。
酸味がしっかりしたファランギーナや果実味のあるソーヴィニョンブランが、脂の乗ったさんまと相性抜群です。
和食とワインの組み合わせは、自宅の食事を一段上の体験へと変えてくれます。
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日本酒と合わせる
さんまの塩焼きと日本酒は王道の組み合わせです。
脂の旨味を引き立てるなら、辛口で香り高い純米吟醸がおすすめ。
冷酒で合わせれば、さんまの香ばしさが引き立ちます。
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ビールと合わせる
焼きたてのさんまには、冷たいビールもよく合います。
今は秋限定のビールなんかもあり、さんまの脂をすっきりと流し、香り豊かなビールなら焼き魚の香ばしさと相乗効果を生みます。
秋の夜にぴったりの組み合わせです。
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よくある疑問と解決法
- IHで焼けるのか?
問題なく焼けます。ただし火力が強すぎると焦げやすいため、弱めの中火でじっくり焼き上げることが重要です。 - 内臓は必ず取るべきか?
必ずではありません。苦みや食感を楽しみたい方はそのままでも大丈夫です。初めての方や苦みが苦手な方は取り除くと安心です。 - 臭みが気になるときの対処法
焼く前に少量の酒を振って10分置いてから焼くと臭みが和らぎます。
まとめ フライパンで極上のさんま塩焼きを楽しもう
さんまの塩焼きはグリル調理が定番と思われがちですが、フライパンを使えば後片付けも楽で、初心者でも簡単に本格的な味わいが楽しめます。
下処理と塩の振り方を丁寧に行い、便利なフライパンを使い、自宅で極上の秋の味覚を堪能できます。
さらに、鮮度の良いさんまを選ぶことや、日本酒・ビール・ワインなど自分の好みのお酒と合わせることで、食卓はぐっと豊かになります。
旬のさんまを美味しく食べたい方は、ぜひ今日からフライパン調理を試してみてください。
購入する際はコチラのセットがいいと思います。
今回のさんまの塩焼き以外でも色々使えてかなり便利ですので凄くおススメです↓
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